2007年11月16日に会員サイトで提示したものです。ご参考にしてください。

2007/11/16投資戦略第一弾

香港、米国、中国、日本、それぞれの株式相場は乱高下が激しくなっており、非常に今後の相場の見通しが難しくなってきております。このまま新興市場国先導で世界経済は発展を続けていき、引き続き新興市場国の相場上昇は続くのか、一旦は調整するのか、一部のバブルは弾けるのか?ここでシナリオを提示しておきたいと思います。

今の世界経済を取り巻く好悪材料

好材料

☆BRICSを始めとした新興市場国の経済発展が続いています。(材料A)

従来からの弊社のメインシナリオである世界人口66億人の生活の劇的な変化によるビジネスチャンス投資チャンスの拡大が続いています。このような背景があって、香港系中国株がここ数年で3倍や5倍、10倍と大きく化けました。

このような投資チャンスは中長期にわたってまだまだ続くと判断しています。このような企業実態の変化を素直に反映した株価の上昇は決して剥げ落ちることはないと判断しています。実際、日本株でも任天堂など100万円が4億円になったなど大きく資産を築けた株はいくらでもあります。この株価上昇はバブルではありません。ただ上昇し続けるわけではなく、休みもあったり調整局面があったりします。上昇一辺倒の時に購入するのではなく、調整局面の時や急落の時に購入することが重要なポイントになります。

ただここで気をつけなくてはいけないのが、後に悪材料でも触れますが、原油価格の高騰や鉄鉱石価格の高騰、海運市況の上昇などコストアップ要因が目立ち始めていること。プラスの方だけでなくマイナスにも目を配る必要が増しております。より選別が難しくなると思います。

☆中国の国内消費の活発化(材料B)

中国経済は従来型の輸出、インフラ投資主導の経済発展から従来の弊社のメインシナリオどおり消費主導型の経済発展へ軸足は移ってきております。中国13億人の生活の変化が投資チャンスや急成長企業を生み出しましょう。日本でもヤマダ電機やセブンイレブンは大きく成長し、100万円の投資でも数千万円から数億円という結果をもたらしました。いよいよ中国の大量消費時代到来か?

一方では、米国景気のかげりと人民元高というダブルパンチで中国の輸出産業は今後より一層、気をつけなくてはいけない業種となりそうです。国内消費は非常に活発化しており中国経済を引っ張っています。ただA株の株価上昇が止まると消費にも影響があるということも念頭に入れておきましょう。

具体例
国美電器(493)や雨潤食品(1068)など消費関連銘柄は非常に堅調な動きが続いております。

☆環境問題などで大きなビジネスチャンス(材料C)

資源枯渇、環境汚染など年々深刻化を増しており、世界中の関心がこれらの問題への解決策を求めるようになってきており、対策を打てる企業は非常に希少価値があり投資価値が大きくなる公算が強い。こちらも、先の新興市場国の経済発展が続いていることから、年々深刻化の度合いを増してきております。環境関連銘柄は必然的に投資価値は非常に大きくなる可能性が高いと見ています。特に日本の環境技術は注目に値します。

具体例
東江環保(8230)やチャイナガス(384)などや日本株でも日本ガイシや中国塗料など。
原油資源の確保では資源開発に絡む中海油田服務(2883)など。

悪材料

☆限りあるエネルギー資源や素材、鉱山資源。これらの価格の高騰が続いており、収益を圧迫し始めた。(材料D)

原油価格の高騰、鉄鉱石価格の高騰、海運市況の高騰などエネルギー資源や素材価格の高騰が相次いでいます。アンガンニュースチールや新日鉄など鉄鋼株の株価下落に現れているとおり、業種によってはマイナス効果を及ぼすところが徐々に表面化してきております。新興市場国の経済発展が続くというプラス要因だけでなく、それによる資源枯渇や環境破壊、エネルギー価格の高騰というマイナス要因も考えないといけません。この点がここに来て新たなリスク要因として浮上してきております。注意が必要です。

具体例
同和鉱業や新日鉄、アンガンニュースチールなどが高値から急落しています。新興市場国の発展に伴い、鉄や銅は必要不可欠ですが、エネルギー多消費型の産業です。原油価格の高騰や海運市況や鉄鉱石の高騰、円高、とマイナス要因が目立ち始めています。決算内容もマイナス要因が表面化。どこまで広がっていくのか?

☆米国経済の停滞(材料E)

サブプライム問題の深刻化により米国住宅産業の打撃は深刻化し、金融業界も激震が走っております。米ドル安は人民元高や円高をもたらし中国発の輸出産業はますます不透明要素が強くなってきております。

具体例
金融株の急落。円高や人民元高の影響を受ける企業。

☆中国A株バブルの懸念(材料F)

A株の株価上昇がいつ打ち止めとなってしまうのか?バブル懸念がささやかれる中、万が一バブルが弾け、株価下落が鮮明になると株価上昇消費増大という好循環のリズムも崩れてしまいます。

具体例
A株の動向、B株の動向、A株との格差のある香港株の急騰急落。

主にこの6点が重要なポイントと弊社では判断しております。

このような情勢の変化は実際の株価にも徐々に織り込まれ始めております。

例えば、金融株は米国や日本では急落が続いておりますが、これは材料Eが影響し、新日鉄株(5401)やアンガンニュースチール(347)の急落は材料D、国美電器(493)や雨潤食品(1068)など消費関連銘柄の株価は堅実に上昇してきておりこれは材料Bとなります。好悪材料が拮抗してきており、どちらについていくのが良いのか非常に難しい判断となっておきております。

そこで弊社では考えられるシナリオをいくつか提示しその実現可能性を確率で示し、それを投資に役立てられるようにしていただければと思います。

以前3年前、紫金鉱業に投資したのか華能国際電力に投資したのかは同じ100万円を投資しても2500万円以上の開きとなりました。中長期で財産を増やしていこうと思われる方にとって、今後を見通す上では経済状況の変化を捉えることは不可欠と思います。今は重要な局面に差し掛かっていると判断しシナリオを提示しますので、是非ご参考にして今後の投資にお役立てください。

シナリオA・・・確率60%位に考えています。

A株やB株の予想

A株の上昇は行き過ぎた面が強く、A株やB株を中心に一旦は調整局面に入るシナリオ。特に中国A株などは大きく売られる局面もあるシナリオ。

香港系中国株の予想

香港系中国株はA株との格差で上昇してきた銘柄など一部の銘柄を除き、短期的な調整局面で終わるシナリオ。

日本株の予想

環境関連銘柄や割安な中国関連銘柄が引き続き相場を引っ張る。

つまり一部分の実態を反映しないで需給だけで上昇した分のバブルは弾け、まともに業績を伸ばし企業実態が良くなっている銘柄に関しては大きな調整というよりも適度な調整を果たしていくシナリオです。ただ銘柄によって差はあると思いますし、人気が強すぎ株価も上昇しすぎた銘柄に関しては株価も実態に即したところまで調整するのではないでしょうか?

弊社ではこれをメインシナリオとし、最も中国経済にも望ましいシナリオと判断しています。バブルは早めに芽が摘み取られれば良いですが、どんどん大きく風船が膨らむ方が後が怖いのです。バブルの目が早めに摘み取られる為、理想的なシナリオと見ています。

お客様の対応

バブル懸念のある銘柄(一部分の上海B株や深浅B株、A株との格差で需給だけで買われてきた銘柄)は一旦売却し、現金化しておくことを薦めたい。それを環境関連やネット関連の日本株や消費関連の中国株などへ順次資金をシフトしていく方法をお勧めします。

特にお勧めの銘柄

中国株 今週のランキングや新着情報、大化け候補銘柄などをご参考にしてください。投資タイミング等は順次コメントをご参考に。

日本株 大化け候補銘柄やプチ株シュミレーション、お勧めポートフォリオなどをご参考に。


投資戦略第二弾に続く