中国株は底打ち感が強まってきました。適度な押し目を入れていた弊社の注目銘柄も続々と再び高値を追ってきております。建設銀行への資金シフトも一段落しチャンスは到来!是非この機会をお見逃しなく!下記は今回の10月下旬の下げを予想したレポートです。この通り10月下旬の注目銘柄の押し目を拾った方はあっという間に何割も取れています。

よい銘柄はどんどん買われ、二極化は益々進むものと思われます。

10/13投資戦略
 
 ここのところでハンセン指数がニューヨークダウの影響もあり一気に値下がりしてきているがその背景と今後の投資戦略についてレポートする。
 
 まず今後の香港中国株の状況で重要な上場となる中国建設銀行の上場について触れておく。10/14からブックビルディングが開始され、10/27に上場を予定している。これまでも2003年12月に人寿保険やジージンマイニングなど大物が上場した時には需給が悪化し相場を崩した。今回の新規調達資金は9000億円にも上る可能性があり他の銘柄を売却して購入するなどの影響が一時的に起こる可能性がありますのでこの点は短期でお考えの方は考慮しておかなければならない。

 また、ニューヨークダウの動きに関しては11月に予定されているFOMCも金利引き上げが濃厚となっていますが、原油高やカトリーナ、デルファイの倒産など相次ぐ問題の発生の影響もあり、予断は許さない状況ではあるがよほどのことがない限りは10000ドルを割り込んでいくことはないであろうとみています。もう既に10200ドル水準の攻防であるから下値は限られているのではないでしょうか?

 目先気になるこの二つの問題は、10/27近辺に予定されている上場と11月1日に予定されているFOMCをもって当面の需給悪化を招く要因の峠は通り過ぎる可能性が高い。逆に言えば、10月終わりの近辺までは少しいやな局面も万が一あるかもしれないませんが、良い銘柄まで売られてくる可能性もありますのでターゲットを絞って狙い打ちすると高くて手を出しづらかった銘柄も安く購入できて良いかも分かりません。
 
 この数ヶ月ハンセン指数でいえば15508ポイントの高値を8/16に形成後、10/4には15498ポイントまで面合わせとなりその後14557ポイントまで6%の下落、最悪14000ポイントまではありうると見といたほうが良いかもしれません。この辺の万が一を考慮に入れながら対処いただきたい。

 あくまでもこれらの下げは大型上場による需給悪という一時的な要因と米国動向という中国の実体経済から来る問題ではないため、中長期投資でお考えの方はとりあえず嵐が通り過ぎるのを見守る姿勢もしくは安いところを購入するという姿勢でよいのではないかと思います。11月に入ってくると再び9月第三四半期の決算動向やクリスマス商戦に向けた消費盛り上がり等刺激材料が出てきますのでおそらく短期の急激な調整に終わるのではないかと予想しています。

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